ニセコのシンボル、冬の羊蹄山を滑る

子供の頃は嫌いだったスキー、高校を卒業してから滑る機会はありませんでしたが、せっかく豪雪地帯のニセコに移住してきたのだからと、十数年前、再び道具を揃えました。揃えた年こそそれなりにゲレンデに通いましたが、それ以後はひと冬せいぜい5回程度滑るくらい。晴れた日散歩がてら近所の山に登り、滑って戻る。その程度でした。技術的にも道具的にも低山の緩い斜面ばかりでしたが、いつかは羊蹄山、そんな気持ちもなくはありませんでした。

そんな折、BCガイド業を営む本州の友人の来道にともない、そのニセコ滞在の最終日となる本日、図らずも、遥かなる羊蹄山デビューと相成りました。

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森林限界を抜けてからはひたすらカリカリの急斜面で、高所恐怖症の私にとっては9合目まで上るのが精一杯。天気に恵まれ、頂上は常にその姿を現していましたが、下を見るたびに滑落を想像してしまい心臓バクバク、これが私の限界なのだなと感じてしまいました。待てども待てども怖くて次の一足が出ず、あえなくギブアップ。冬にここまで上ることは今後2度とないでしょう。

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滑り初めはまずまずでしたが、後半は修行のような帰り道でした。

自分の限界を確認できた、良い一日。